『ハシグロヒタキ第1回冬羽根』

K-5Ⅱs/ DA★300㎜f4ED [F5.6 1/750 ISO6400 ±0EV]

野鳥ライフリストを更新しました。№186はハシグロヒタキです。

いつも通りに散策していたら突如目の前に飛んできまして、背中のリュックから慌ててカメラを取り出し撮影。一見してヒタキ系の面立ちですが、これまで見たことがない色合いで、この時点で頭の中には「激レア種」の文字が。

心臓バクバクで慌てていましたが、その割に留まっている人工物が極力入らないよう、前ボケで隠して撮影した事は褒めて下さいませ(笑)

 

『羽根模様』

K-5Ⅱs/ DA★300㎜f4ED [F5.6 1/750 ISO280 ±0EV]

実は初見の時は一枚目撮影の所で正面側からしか撮影出来ませんで、その写真で検索してみた時点ではイナバヒタキの幼鳥と思っていたんです。もう一種の可能性としてはハシグロヒタキも候補で、どちらにしても滅多に見られない野鳥。

鑑定もありましたが、あまりに珍鳥だったので日本野鳥の会の支部に写真をメール。直ぐに支部長さんから返信を頂きまして、近隣の会員で調査をしたいとのこと。翌日は私も休みだったので行ってみたらば、同じ場所にまだ留まっていてくれました。

駆けつけた野鳥の会会員の方々と一緒に撮影です。

 

『飛行中』

K-5Ⅱs/ DA★300㎜f4ED [F5.6 1/750 ISO400 +1.0EV]

確定させるには、やはり識別ポイントである尾羽根を撮らねばならないとの事。

中々背中方向からの飛び立ちが撮影出来ないので飛行中を狙ってみましたが、偶然にも羽根を閉じた所でした(笑)

そして尾羽根はやはり背中側から撮らないと駄目との事で、根性入れて撮ったのが次の写真。

 

『識別ポイントの尾羽根』

K-5Ⅱs/ DA★300㎜f4ED [F5.6 1/750 ISO160 ±0EV]

連写はしない主義なので一撃必撮で撮りました。白黒のパターンからハシグロヒタキと確定です。

イナバヒタキよりも観察例は多いようですが、それでも滅多に見られない鳥なので未だに興奮しています。沖縄で撮影したシロハラクイナとオガワコマドリ以来の興奮かもしれません。

それに集まった会員さんとも仲良く交流できましたし、連絡先も交換しましたので今後もお付き合いしていきたいと思っています。

興味のない人が見ても見過ごされたでしょうが、たまたま通りがかった私が気付き、そして野鳥の会に連絡を差し上げた事で、この地でこういう鳥が観察されたという記録が残りました。そして同定確定に至るまで丁寧に調べて下さった方々もいらっしゃいます。

いつまた会えるか分からない鳥に出会えたこと、野鳥の会の方々、同定作業にお時間を頂戴した皆さまに、心から感謝でございます。

 

№186 ハシグロヒタキ

13 thoughts on “№186 ハシグロヒタキ

  • おめでとう~ございます♪
    ハシグロヒタキっていうんですね。
    人工物を極力入れないで撮る余裕なんてなかなか無かったでしょうに、
    よく撮られました。また、飛行シーン、尾羽までも。
    いや~、すばらしいですね。
    ほんと、おめでとう~ございます♪
    拝見していて私も興奮しました♪♪

    1. 野鳥の会の方との交流もよかったですね。
      またご一緒にいかれたときにもハシグロヒタキが居たってのも
      奇跡みたいだし。
      今回お世話になって今後の交流も楽しみですね。
      なんかいっぱいコメントしたくて申し訳ありません。

      1. しっかし、綺麗でかわいいヒタキですね~
        鳥のお人形みたい(笑)

        1. 超お忙しいbluemさんが、翌日休みだったというのも奇跡的だし。
          いや~、すごいことづくしですね~♪

          1. ■やすたろ~さん、こんにちは。

            いっぱいコメントありがとうございます。
            検索してみるとアラスカが繁殖地で、シベリアルートの渡りの子が迷鳥としてごく稀に観察されるみたいですが、この小さな身体でよくぞこんな距離を飛ぶものだと感心していました。
            http://www.afpbb.com/articles/-/2858475?pid=
            たまたま立ち寄っていた子に、これまた私がたまたま出会えたのは奇跡だと思っています。

            それにおっしゃるように翌日も仕事休みなのもラッキーでした。
            午後からは自宅で仕事をしていましたけども(笑)

            1. 一羽だけだったんですよね。
              しかしリンク先をみると、すごい距離を飛びますね~。
              これ、bluemさん、野鳥の会の助けなしでハシグロヒタキと絞り込んでいたんですよね。

  • ■やすたろ~さん、こんにちは。

    キョクアジサシは北極と南極を行ったり来たりしますし、渡り鳥を見る場合、人間の自分の脚の移動距離というスケールで比較しては駄目なんでしょうね。
    んで、私程度の見識ではNET検索が全てなのでイナバヒタキかハシグロヒタキ幼鳥かまでで、同定は野鳥の会経由で、ある人を紹介して頂いて写真を見てもらいました。

  • おめでとうございます!
    やはり日頃の行いがいいんでしょう。
    珍しい鳥に出会ったにも関わらず
    落ち着いて撮られているところも凄いです。
    私なら、きっと慌ててピンボケ写真量産だったと思います。

    1. ■teltelさん、こんばんは。

      行いが良いのかどうかは分かりませんが、この出会いは今でも驚いております。
      初見で会いたかった鳥だったっらば超慌てたでしょうけど、初見撮影中は鳥名も分かっていなかったのが良かったかもです。急いでカメラを取り出し撮影していましたが、結構落ち着いていましたもん。
      でもこれが次の日も撮影できたから良かったですが、居なかったら完全に同定出来る写真が無かったので、逃した魚は大きいという状態でしたね。魚じゃなくて鳥だけど(笑)

  • おめでとうございます!
    再び行って同じ場所にいてくれたってのも凄いですね~。
    野鳥の会の方はラッキーでしたね(笑)

    1. ■reotaさん、こんにちは。

      ありがとうございます!
      翌日にも居てくれたのが実にラッキーでした。翌日の写真がなければ同定不可能でしたからね。
      んでそうそう、野鳥の会の方々は超ラッキーだった立ち位置ですが、代わりにその後も色々情報交換させて頂いたりしていまして、これで私の野鳥ライフリストも一気に秘密基地を抜き去るかもしれません。
      撮影に行く時間が取れればなんですけど(笑)

  • これですか!
    おめでとうございます
    日頃の行いがいいんだろうな~(笑)
    単なる証拠写真じゃなくて綺麗な画が撮れてるというのも素晴らしいですね!

    1. ■Jerryさん、おはようございます。

      かなり仕事で汲々としていたので、そのご褒美だったかもしれませんね。
      これで人生の運を使い果たしたかもとも思っています(笑)
      まだ記録として残す作業も継続中で、そちらはある大学の先生がほとんどをするのですが、その辺もあるので楽しみが続いていました。

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