昨日は仕事が休みだったので朝はゆっくり起きようと思っていたのですが、夜明けの目覚めと共に「シギチの渡りの時期だし海方面に行きたい」という気持ちが沸き起こり、直ぐに着替えて海に行ってみたんです。

双眼鏡で遠くから砂浜を見た時に大きめのカモメ系ではない鳥が一羽いるのを見付けたので現場へ急行。

そこに居たのはチュウシャクシギでした。

2017年9月21日以来ですから2年ぶりです。

一枚目撮影から数分の間は採餌行動していたのですが、飛び立って裏手の漁港の方へ飛んで行きました。

船着き場辺りに高度を下げたのが見えたので、行ってみる事に。

漁港の脇にある草地で採餌していました。

写真は近いですが、もっと離れた所に居たのが徐々に近づいて来て、こんな距離まで寄ってきてくれました。

私も警戒させたくないので、カメラ構えたままじっと動かずに撮影です。

草地から出て、トコトコとまた移動し始めました。

盛んに上空を警戒したり周囲を見回しながら、とにかく何かを食べているので、渡ってきて間もないんでしょうね。

そもそも私の所でチュウシャクシギは、たまたま立ち寄る場所のようで、渡って来て1日～2日後には姿を見ることが出来なくなります。過去には3日目で移動して行った子もいましたけど。

漁港で撮影して「もう200枚以上シャッター切ったし良いかな」と、砂浜に戻って探鳥していたのですが、そうしたら背後から鳴きながら飛んで来た鳥が目の前に着地しました。

さっきまで撮っていたチュウシャクシギでス。砂地での採餌を撮影させたかったのか目の前に着地するなんて驚きです。

砂浜で採餌していて、数分したらまた飛び立ったので私も帰ろうかと道路に出たのですが、その道路の海とは反対側の芝生地で今度は採餌していました。

近寄らずに道路の反対側から撮影していたのですが、またこうして近寄って来てこんな距離で採餌してくれています。サービス精神旺盛というのか、よほどお腹が空いていたからか、はたまたこの子の好きな採餌場所に私が偶然に居たからなのかは分かりませんが、とても嬉しい出来事でした。

それにしても予感というのでしょうか。渡りの季節でもあるので、何となくシギチに会える予感があって海に行ってみればこの子が居て、そうして無理に寄らなくても、こうして目の前に登場してくれて。

何か不思議なものを感じた、昨日の朝なのでした。