野鳥の声、特にカラスの声もなく静寂な林の中で、カリカリカリカリとリスが松ぼっくりを齧る音だけが聞こえていました。
細長い松ぼっくりですが、木から採ってきたのではなく、地面を掘り返して埋めてあったものを食べているんです。
「習性」と言えばそれまでですが、松ぼっくりは木にいっぱい成っているのに、それをわざわざ地面に埋めておく理由が分かりません。大好物のクルミは数が限りがあるので貯蔵しておくのは分かるのですが。
「食べ物」という概念はその種類によらず変わらないんでしょうね。時々キノコ類を食べているのも見ますが、そういった菌類も埋めて貯蔵する事もあるのかなと想像したり。
もっともっと、リスを観察していたいです。
静寂