#1『時を待つ』
K-5Ⅱs/ DA21mmF3.2AL Limited [F5.6 1/45 ISO1600 -1.5EV]
野鳥に花に昆虫に風景、アウトドアも良いものですが、室内の落ち着いた空間も好きです。
茶事を行う室は4畳半を境に、これより小さければ小間(こま)、大きければ広間(ひろま)と呼ぶのですが、広間で客を待つ炉に掛けれた釜の姿が静かでそして重みがあり、凛とした空気が漂っていました。
#2『三畳半の小間』
K-5Ⅱs/ DA21mmF3.2AL Limited [F5.6 1/90 ISO800 ±0EV]
小間は茶事を嗜む方以外は観る機会も少ないものですが、建築そのものも茶事におけるそれも可能な限り贅肉を削ぎ落とし、でも客人をもてなすための最大限がそこに在るような、そんな究極的なものを感じ、ゾクゾクと鳥肌が立つような緊張感と得も言われぬ心地よさを感じます。
今は炉も電気コンロがほとんどですが、往時は炭のはぜる音、窓外の庭の木の葉の風にそよぐ音に耳を澄ませ、自然と一体となるような感覚も憶えたんでしょうね。
忙しない現代社会ですが、そんな身の回りの些細な気配を感じる心や落ち着きは持っていたいなと、そんな事を感じるのでした。
茶室
おはようございます。
小間・広間、知りませんでした。
茶道は若い頃に習っていましたが、一瞬で(笑)やめてしまいました。
そのままずっと続けていれば、もっとお淑やかな女性になっていたかも?
洋風な現代的な家もいいけど、
落ち着いた日本家屋もいいですね~。
■teltelさん、こんにちは。
一瞬ってw
作法を憶えるのは損はありませんが、そこまで入り込まなくても、例えば客を迎える時の部屋における位置関係や上下関係、目上の人の所へ伺った時の座る位置とか、そういうのを憶えるのに良いんですよね。
私は断然日本家屋が好きで、でも自分が住むなら古典の和建築よりも和モダンな家が好きで御座います♪
なんだか侍のような心境になりました(笑)
忙しい現代社会で心のゆとりを持つことを考えさせられました。
昔の家は、囲炉裏からのぼった煙が、
雨漏り防止になったり、家全体を強くするようなことを聞いたこともあります。
茶室とはまた違った趣なのでしょうが、
古きよきものとはいいものですね。
■やすたろ~さん、こんにちは。
侍の心境になったで御座るか。
拙者も心にゆとりを持たねばと思っているので御座るが、なにぶん財布の中身にゆとりがなく、いつもあくせく色んなものに追われている心境でござる(笑)
あっ、茅葺き屋根の古民家も作った事がありますよ。
茅を葺いたら杉の葉などを燻して煙を出して殺虫したり、煙で茅や梁材をコーティングして腐朽しないような効果を狙ったり、こういうの先人の知恵ですよね。
ちなみに夏場に完成して初めて燻した時に、大量のチャタテムシという小さい虫が死んで落ちてきまして、掃いて集めたら45Lのゴミ袋2つになりました(驚)