
太田愛 著「天上の葦」読了しました。
犯罪者・幻夏そしてこの天上の葦で三部作となります。
文庫本で1008ページになる大作です。
読み始めに「こういう物語かな」と想像したストーリーが、途中から大きく方向を変え、現代の情報社会を戦中報道の事実を並べながら、主人公達がそこに立ち向かって行くストーリーに、もうひたすらに次が読みたくて夢中で読んでいました。
『新聞はどうして死んだんだろうな』『新聞は、闘えるうちに戦わなかったんだ』
偏向報道、切り取り報道などによる印象操作がはびこる日本のメディア。
そういった報道のありかたへの警鐘でもあります。
報道をそのまま鵜呑みにせず、自分で何が真実なのかを見極めて判断すること。
情報過多の時代、見れるコンテンツは戦中よりは遥かに多いのですから「自分にとって、地域にとって、社会にとって、日本にとって」何が本当で何が大切なのかを個々が考えて判断すべきだと、本当にそう思っています。
天上の葦